トイレのしつけ

トイレのしつけ
トイレのしつけ方にはいくつかのポイントがあります。

■ 仔犬のしつけ

 ケージから外へ出すときは仔犬を自由に歩かせる前に必ずトイレに連れていき、排泄を促しましょう。
排泄がうまくできたら十分に褒めるようにし、これを繰り返して行って下さい。
また食事と排泄時間のデータをとり愛犬の行動を把握することで、排泄のパターンがみえてきます。
寝起き、食事後、飲水後、遊んだ後、興奮したときなどは排泄のチャンスです。
そぶりが見られたら、すかさず仔犬をトイレへ連れてゆき、用を足すまで待ちましょう。
仔犬や若い雌犬では、嬉しいとその興奮から放尿することもあります。
この場合には有効なトレーニング法がありませんので、過剰に犬を刺激しないようにしましょう。
成犬になれば治る場合ほとんどです。

■ 叱らない

 まず大切なことが、排泄のしつけに関しては絶対に叱らないということ。
トイレというものがわかっていない犬にとって、排尿をすること自体がいけない事と思い込んでしまうかも知れないからです。
そのため、我慢して膀胱炎になったり、飼い主の見えない部屋で粗相をしたり、かえって逆効果になることがあります。
ですから、トイレと違う場所でしてしまっても、何もいわずに臭いをしっかりと取り去ることだけを行ってください。
逆にトイレでしたときは、その瞬間に褒めることが大切です。
トイレの場所を犬に知らせるために、トイレには少し尿の臭いを残しておきましょう。

■ タイミング

 犬には排尿のタイミングがあります。それは起きたとき、食事の後、遊んだ後です。
そのようなときにトイレに連れていきます。遊びの後というのは、その犬によってタイミングがあるため、
初めのうちは排泄姿勢をいつとってもすぐトイレに連れていけるような場所で遊ばせましょう。

■ 部屋の工夫

 飼い主がそばにいてあげられないときに粗相をしてしまわないようにする方法もあります。
それには犬の部屋を小さめに作り、居心地のいい場所とトイレだけをおきます。
犬の生来の習性で、自分の寝床を汚すことは滅多にありませんから、とても有効です。
遊びの後になかなかしないときや、いつ排泄するのかわからないときに、しばらくそこに入れておくこともできます。

■ 合図を教える

「おしっこ」や「うんち」など排泄と同時に言葉を教えていくと、長く散歩にいったときや旅行先で、
合図だけで思い出したように排泄するようになり、便利です。またペット・シーツなどでしつけている場合は、
そのシーツと言葉が二重の合図になりますので、とても有効です。

● 排泄行動に関するしつけは、オスワリやフセなどと違って時間のかかるものです。

根気よくしつけてください。また、排泄はなるべく家だけで行うようにしましょう。
犬に公園などで排泄させないという飼主の努力が、犬の入れる公園を少しでも多くしていくことにつながります。

仔犬のしつけ教室
お問い合わせ:03-3325-1414